猫と仲良くなる?ためには 〜猫の性格を知って、よりよい関係に 2|ふじみ野市

さくら動物病院

コラム

猫と仲良くなる?ためには 〜猫の性格を知って、よりよい関係に 2

コラム 

前回のコラムで、それぞれの猫の性質や性格、家の中でどんな気持ちで過ごしているのか?を考えることが大切である事をお話ししました。

 

より、その猫とご家族の方に合った接し方を考えるためには、出来るだけ詳細な情報が必要なため、ここではかなり大まかに要点を考えたいと思います。

 

猫と日々生活する上で、重要な事は(人間同士も同じかもしれませんが、、、)、 「適度な距離感」 です。

 

猫が大好き!!  猫を思いっきり、かわいがりたい!! 猫とスリスリしたい!! 猫を抱っこしたい!!

猫と生活している人(これから生活しようと考えている人)なら、当然ですよね。 ・・・・しかし、残念ながら、大部分の猫はお家の人が思っているほど、ベタベタされたくは、ありません。・・・(たぶん、、、猫に聞いたわけではないので、、、、)

 

前回のコラムでも少し触れましたが、例えば、

  • 抱っこすると、直ぐに逃げようとする
  • 猫が居るところに近づいていくと、距離を置かれる
  • 家族以外の人(宅配業者、来客等)の気配を感じると、直ぐにどこかへ隠れる
  • 男性や子供が苦手な様だ

など、見られる猫ちゃんは、出来るだけ、こちらからは何もせず、猫から寄ってきたときに、少しずつ猫ちゃんが好む下あごやは鼻、口のわきを猫がグルグル鳴らす様に優しく撫でるようにしましょう。(撫でるだけです!)

 

猫が馴れてきて、近寄っている回数が増えたり、初めは少し匂いを嗅いだりするだけだったのが、身体を少しずつお家の方にすり寄る仕草をし始めたら、猫を撫でる場所を少しずつ増やしていきましょう(まだ、抱っこは我慢です!)

次に、

ご褒美となる数粒のフードか適当なおやつを少量用意して、猫がすり寄って来た時に、お家の方が正座かあぐらの格好をしましょう。(ご褒美につられて、近寄ってきた時も同様に、)膝の上やあぐらの中で、ご褒美を少しずつ与えながら、優しく撫でてみましょう。

無理に膝の上へ乗せるのは、時期尚早です! 猫が自ら膝の上へ乗るのを待ちましょう。

この様な事を少しずつ繰り返していくと、少しずつ馴れてくれる事が多い様です。

 

ただし、どうしても「抱っこは嫌!」「あまり触られたくない!」と、なる猫は少なくはないので、あくまでも猫のペースに合わせて行きましょう

 

一方、

うちの猫は、人が大好き、いつもスリスリ、抱っこが大好き!と言う猫ちゃんも珍しくはないと思います。

 

抱っこ出来ないお家の人には、羨ましい限りですが、この場合も、少し考えて頂きたいことがあります。

猫がすり寄って来た時に、いつも猫のペースに合わせて抱っこしてあげたり、その都度相手をしてばかりいると、どんどんと要求が強くなってくる猫もいます。

家の人がいつも同じように相手をしてあげられない場合、それまでの要求が高いほど、自分の要求通りにならない事をストレスに感じてしまい、それがいろいろな「症状」として出てくる場合もあります。

 

日頃から、猫がすり寄ってきたり、何か要求して鳴いている事があっても、すぐに反応しないで、しばらく様子を見ていた方が良いでしょう。

猫が諦めて離れた後、少し間を置いて、こちらから声をかけて少しだけかまってあげましょう。

 

こちらから猫を可愛がりたい時も、猫からかまって欲しい時も、

お互いに、「適度な距離感」が必要です。

 

次回のコラムでは、

万病の元なんて大袈裟?? 〜猫の「トイレ事情」につていて、確認したいと思います。

 

 

 

 

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