「猫ちゃんとのより良い生活のために」

さくら動物病院

コラム

「猫ちゃんとのより良い生活のために」

コラム 

これからお知らせする事は、猫ちゃんの生活を出来るだけ快適にして、結果として病気を少なくして、猫ちゃんもご家族の方もより良い生活が送れればと考えたものです。

コラム1 知って欲しい、そもそも猫ってどんな動物?

1 猫は元来、群れを作らず単独行動をする動物であるため、自身の安全を守るために警戒心が強く、知らない環境や知らない人や動物が苦手です。そのため、縄張り意識が高く、排泄したり飲食や休息を取ることも、人が考えている以上に気を使っています。実際に、複数の猫や、時には犬と、慣れて一見普通に生活を送っている場合もありますが、人が思っている以上に、猫がストレスを抱えている場合は少なくはありません。

 

2 猫は単独行動が多いため、コミュニケーションを取る事が少し苦手です。他者と直接関わらなくとも、猫自身が分かるように、マーキングや爪とぎをサインとして使うことがあります。猫は臭いにもとても敏感です。猫の日常的な行動が上手く理解されていなかったり、猫とのコミュニケーションの行き違いから、問題的な行動が生じていることも見られます。

 

3 猫には食べ物を得るために獲物となる動物を捕まえようとする、「捕食本能」があります。これは、どの猫ちゃんにも一律に同じ様な行動であるわけでは無く、元々その猫が持っている気質や、子猫から成猫になるまでに学習したことなどが、影響することが多いです。本能だからと、その行動を知らないうちに助長させてしまうと、人がターゲットとなり怪我を負う場合もあるため、注意が必要です。

 

4 猫は身を守るためや獲物を見つけやすいなどのために、高い場所へ登ることが多いです。専用のタワーや壁の猫通路などが必ずしも必要ではないけれど、登ったり降りたりする時に危なく無い事が必要です。

 

5 猫は身体を舐めることで常にキレイな状態を保ちます。これは余計な臭いを付けないためです。また、元々排泄物などの無い場所を選んで排泄し、自身の排泄物も砂などをかぶせて隠し、できるだけ気配を残さない様にします。このような習性も、別のコラムで後述する様々な問題に関係する事があります。

 

6 猫も人との生活の中で様々な体験を通して「学習」をしますが、単独行動が基本の猫は、自身を守る本能が強いために自分に対する利害や危険性を優先的に判断し、学習します。そのため、例えば、足にじゃれて強く咬んできた事を強く叱った場合、叱られた事は怖いこと、嫌なこと=叱った人は怖い人、嫌な人、と学習する事があります。

 

以上、猫の習性を大まかに1−6に示しました。

このようなことを踏まえながら、猫ちゃんと出来るだけ良い関係を築いていきましょう。

 

次のコラム2は、「子猫がお家に来たら、考えて上げたいこと」を予定しています

 

 

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